白内障

犬の白内障とは?

白内障とは眼の水晶体が白く濁る病気で、悪化すると失明することもあります。
白内障がどういった過程で発症するのかは詳しく解明されていませんが、原因別に主に4つの種類があります。

1つ目は、胎児のときにお母さんのお腹のなかで目が作られるときに、水晶体の分化がうまくいかず白く濁ったまま生まれてくる、先天性白内障。

2つ目は、生後半年から2歳半くらいに発症する若年性白内障です。
遺伝的な要素が関わっているといわれていますが、遺伝とは関係なく発症することもあります。

3つ目は、加齢による老化現象として発症する老年性白内障です。
5歳以降に発症し、症状が現れてから半年くらいかけて濁りの症状が進んでいきます。

4つ目は、糖尿病等ほかの病気が原因で発症したり、ケガで眼球が損なわれた事により発症する外傷性白内障です。

加齢による老年性白内障はワンちゃんの白内障の中でも、よく見られる症状ですが、およそ6か月ほどで症状が悪化するため、早期発見・治療が大切です。
老年性白内障は初期から未成熟期、成熟期、過熟期へと進行していきます。
初期の段階で治療をうければ、症状の進行を食い止めることが可能です。
しかし放っておけば、視神経や網膜が機能停止状態になり、手術を受けても視力が戻らなくなる、失明するといったこともあります。

白内障の症状は?

白内障は早期発見が何よりも大切ですが、初期から未成熟期ではほとんど症状が出ないため、発見しにくいので注意しましょう。

未成熟期以降は、白目の部分の濁りが目立ってきますし、視力が低下して壁などにぶつかったり、うまく歩けなくなります。
また目が見えにくいので、用心深くなったり、怖がりになったりと性格が変わることもあります。

白内障の治療法は?

白内障の治療法には、内科的治療と、手術を行う外科的治療があります。

内科的治療では目薬を使います。
特に初期の白内障で、症状進行を遅らせるのに効果的です。

白内障の症状が進んで視力障害が出ている場合、外科的治療が行われます。
手術で水晶体にたまった内容物を取り除いて眼内レンズを装着し、視力を回復させます。

白内障の予防法

白内障を予防するのは難しいので、何よりも早期発見と早期治療が大切です。
先天的なもの、遺伝によるもの、老化によるもの、糖尿病から発症するものなど原因はさまざまですが、早期の場合は視力障害もほとんどなく、白目の白濁もみつけにくいので、見逃してしまう可能性が高くなります。
ですから定期的に、病院で検査を受けて白内障や糖尿病になっていないか確認することが大切です。

遺伝による白内障は、柴犬、プードル、アメリカン・コッカー・スパニエル、ビーグルなどの犬種が発症しやすいと報告されています。
このような犬種の飼い主さんは、特に注意してあげましょう。