水腎症

犬の水腎症とは、どんな病気?

水腎症は尿管や尿道、膀胱が塞がれてしまって血行が悪くなり、それが原因となって腎臓に水が溜まって大きく腫れる病気です。
チワワやトイプードル、ダックスフンドなどの小型犬が発症しやすく、先天的に尿路が塞がっているケースもあるので、私もチワワの飼い主として、とても心配しています。

水腎症は尿の通り口が塞がれて起こりますが、これには結石や腫瘍、ケガ、炎症などさまざまな原因があります。
尿路がふさがれると2週間~6週間程度で水腎症が発症するので、その前に治療を受けることが重要です。
早期発見を心がけて、できるだけ早く治療を受けさせましょう。

水腎症主の主な症状としては、水を普段以上にたくさん飲む、頻尿、尿の色が濁っている、血尿、お腹を触られるのをいやがる、お腹が腫れる、食欲がなくなるなどがあげられます。
しかしなかには、症状がほとんど現れないこともあります。

水腎症は急性腎不全を引き起こすトリガーになることもあり、それが進行すると慢性腎不全になる危険もあります。
ですからなるべく早く発見して、早期治療を受けることが大切です。

水腎症の治療法は?

腎臓は2つありますが、水腎症が片方だけで起こっている場合と、両方で起こっている場合では、治療法が異なります。

片方だけで発症している場合は、尿路が塞がれている原因を取り除く治療が一般的です。
しかし症状が進んでいて、腎臓がほとんど機能していない場合は、腎臓や尿管の摘出手術が行われることがあります。
これはもう片方の腎臓が、しっかりと機能していることが大前提になるので、両方に水腎症を発症している場合は、対症療法などで様子をみながら必要な治療を行っていきます。

水腎症の予防法は?

水腎症は尿路が塞がれて起こるので、そうならないように飼い主が注意してあげることが大切です。
特に食事が重要で、尿路結石で尿路が塞がれないように、栄養バランスが取れた食事を与えましょう。
また、ケガによる炎症が原因で尿路が塞がれることもありますから、なるべくケガをさせないよう注意してあげたいですね。

そしてチワワなど発症しやすい犬種を飼っている場合は、常に犬の体調に気をつけてあげましょう。
コミュニケーションを兼ねて、ときどきお腹を優しくさわって、おなかが腫れていないかどうかを確認してくださいね。
そして少しでもおかしいな……と感じたら、迷わず獣医さんに相談してください。

腎臓はとても大切な臓器です。
水腎症で腎臓が腫れてしまうと、ほかの臓器を圧迫するので別の病気を引き起こすこともありますし、腎不全を引き起こす恐れもあります。
ワンちゃんに少しでも元気で長生きしてもらうためにも、飼い主が注意深く様子を見守ることが大切ですね。