膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼とは?

膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)とは、膝の骨の一部が脱臼してしまう病気です。
滑車溝(かっしゃこう)という後ろ足の膝の関節にあるお皿の部分で、膝の骨がはまるべき溝の部分から外れて脱臼してしまいます。

この症状の原因には、先天性のものと後天性のものがありますが、後天性の場合は打撲などが原因になっていることが多く、
先天性の場合は、チワやマルチーズなどの小型犬がかかることが多いといわれています。

膝蓋骨脱臼には段階があり、初期の状態であれば、見た目にほとんど表れません。なので、気づかない場合が多いです。
そこから少し進行すると、足を浮かせて歩くなどの様子の変化が出てきます。

この段階をグレード2といますが、グレード2の状態であれば、
人間の手で比較的簡単に治してあげることができる上に、特に支障なく日常生活を送ることが出来ます。

しかし、グレード3に進行してしまうと、靭帯が伸びてしまったり、骨が変形してしまったりといった状態になって、
整復を行なってもすぐに脱臼した状態に戻ってしまうため、歩き方の改善が見られません。
グレード4に進行してしまうと、整復することができなくなってしまいます。

膝蓋骨脱臼の治療について

治療は、膝蓋骨を正しい位置に戻す手術を行います。
ちょっと様子がおかしいな、と早めに気づいて動物病院に連れて行ってあげたときには、グレード2と診断されることが多く、様子を見ながら治療について検討することになります。

この期間は、散歩などには無理に連れださず、安静にしてあげましょう。

運動が大好きな子には、ストレスが溜まってしまってかわいそうですが、できるだけ早い段階で治療方向を定めて手術などの処置を行うことで、ステージ2であれば完治する可能性が高いので、それまでの辛抱です。

しかし、特にチワワが痛みを感じている様子がない場合は、動物病院の先生と相談の上で、そのまま様子を見ているという飼い主の方もいらっしゃいます。

そういった方は、悪化しない限りはそのまま様子を見て、悪化してきたら手術を行おうと考えている方が多いようですね。

足に負担をかけないように、肉球まわりの毛は短く整えると、足がすべりにくくなります。
可能であれば、フローリングで飼っていた方は、カーペットにすると、より足に負担がかからないのでよいかもしれません。

カーペット

いずれにせよ、少しでもチワワの歩き方がおかしいなと感じたら、早めに動物病院で診てもらうのが一番です。
こういった病気には、治療にかなりの費用がかかってしまうことが多いので、万が一のために備えておくことも大切です。

ペットも大切な家族の一員ですから、人間と同じように病気に備えたりといったことをしてあげたいですね。